これ以上彼を苦しめないで・・・

□04 これ以上彼を苦しめないで・・・
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「何だと!?」
「日番谷隊長!!本当にそう言ったのですか!?」
ほぼ叫ぶようにして言う。
「ああ・・・」
日番谷は二人の剣幕に驚きながらも頷く。
「日番谷隊長・・・まだ、草冠のこと・・・」
ルキアがそう言うと、日番谷は黙ってしまう。

「本当にこれでよかったのか?」
「自分は生きていていいのか?」
そんな気持ちが、日番谷の心の傷の錘になっていて・・・

急に黙った日番谷の様子を見て、一護は日番谷に視線を合わせるようにして方膝をつく。
「冬獅郎・・・無理にとは言わねぇ・・・俺たちが敵を倒すまでは、自分のことだけ考えろ。任務のことも気にしなくていい。敵がお前を狙ってると言ったんだったら、尚更だ」
一護は日番谷の肩に手を置きながら言う。
「俺たちがお前を護るから・・・」
一護がそう言うと、日番谷は眉間にしわを寄せる。
「・・・俺はお前らに護られなきゃいけないほど弱くは無い」
「だからっ「日番谷隊長」
一護の言葉を遮ってルキアが言う。
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