これ以上彼を苦しめないで・・・

□04 これ以上彼を苦しめないで・・・
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「冬獅郎!!」
「日番谷隊長!!」
同時刻、一護とルキアが日番谷の病室に来た。
「黒崎、朽木・・・どうした?」
日番谷が呆然とつぶやく。
「大丈夫か!?」
一護が慌てて訊く。
「何がだ?」
日番谷はまったくわけの分からない顔をしている。
「なにかありませんでしたか!?」
日番谷は一瞬たじろぐ。それを見て一護は更に問う。
「何かあったんだな!?」
「いや・・・俺は・・・」
日番谷は言葉に詰まる。
「冬獅郎・・・!」
一護は日番谷の眼を見て言う。
一護は日番谷を護ると己の魂に誓ったのだ。そうは引き下がらない。
「・・・はぁ。実は・・・」諦めたようにため息を吐くと、目を逸らしながら日番谷は言う。
「先程の隊士が、「俺が心の傷の深い者だ」と・・・」
その瞬間、一護とルキアが身を乗り出す。
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