これ以上彼を苦しめないで・・・

□03 これ以上彼を苦しめないで・・・
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「なんだ?」
日番谷が答える。
「死神代行・黒崎一護様と十三番隊・朽木ルキア様にお客様が来ております。至急白道門前まで来てください、とのことです」
「わかりました。一護、誰だか知らんが行くぞ」
「俺、流魂街に知り合い居たっけ?」
「ともかく行くぞ。では日番谷隊長失礼しました」
「ああ」
そう言って二人は出て行った。
「お前、何番隊の隊士だ?」
日番谷は二人が出て行ってすぐ、体を起こしてその隊士に訊いた。
「・・・」
隊士は二人が出て行った扉をじっと見たまま答えない。
「・・・おい?」
日番谷は不振に思って問う。
「日番谷隊長・・・」
その隊士が扉を見つめたまま言う。
「・・・なんだよ」
「草冠宗次郎の事は心の中で整理がついたんですか?」
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