これ以上彼を苦しめないで・・・

□03 これ以上彼を苦しめないで・・・
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「そうかもしれんが・・・」
「・・・別にたいしたことは無い」
日番谷が二人に心配かけまいと、起き上がろうとする。
「だめだ!まだ休んどけ!爺さんにも言われてんだろ!」
そう言いながら、一護は日番谷をベッドに戻す。
「だが・・・!」
「日番谷隊長、私たちのことは大丈夫ですから、日番谷隊長は体をゆっくりと休めていてください」
そう言うルキアの顔は、とても穏やかだった。
日番谷はそのルキアの顔をしばらく見つめる。そして諦めたかのようにため息を吐くと、
「・・・そうか、わかった」
そう言って力を抜く。
「そういうことだ!わかったな、冬獅郎!」
一護が言う。
「偉そうに・・・!」
ルキアが眉間にしわを寄せて言う。
日番谷に見せた顔とは大違いだ。
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