永遠に消えない心の絆

□02 永遠に消えない心の絆
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十番隊執務室。

「なんですって!!?」

乱菊の驚愕の声が響き渡る。

「はい。例の虚退治最中、日番谷隊長は、現世にて死神代行・黒崎一護を庇い、重傷を負いました」

「隊長が・・・!」

乱菊は立ち上がり目の前に居る隊士に問う。

「それで、隊長は今どこに居るの!?」

「四番隊の救護詰所に」

「わかったわ」と乱菊が言うのと同時に姿を消す伝令。
乱菊は酷くショックを受けた表情で、

「隊長・・・」

と呟いた。




四番隊救護詰所・日番谷の病室。

一護は、日番谷が寝ているベッドの隣にある椅子に腰かけ、悲しげな表情で日番谷の顔を見つめていた。

「冬獅郎・・・」

いくら自分を責めても責めきれない。

早く日番谷には目を覚ましてほしい。

そして早く謝りたい。

誤って済む問題ではないが、とにかく謝りたい。

そして、精一杯看病して、早く傷を治してあげなければ。

「だから、早く目を覚ませよ・・・冬獅郎」
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