私の母ゎいわゆる霊媒体質というのでしょうか、子供の頃から人魂を見たり不思議な体験をしてきたそうです

これゎ私がまだ幼児期の話です

ある日の朝方、まだ母が寝ていると玄関から…

『Nさん!Nさん!…』と何度も男の人の声で呼び掛けられ

《この声ゎSさんだ…》と

《こんな時間に何か急用かな…》と思い、急いで起きようとするけど身体が何かに押さえ付けられてるみたいで中々起き上がれなくて必死でもがいているとハッとしてある事を思い出したそうです

《そう言えば…一昨日Sさんの葬式行ったのに…》

何とも言えない恐怖に必死に身体を動かし何とか動ける様になった時、全身ゎ嫌な冷や汗でびっしょりになっていたそうです

その日ゎ不思議に思いながらも気持ち悪いので考えない様にして何とか1日が過ぎ就寝したそうですが、朝方また…

『NさんNさん…』と、死んだはずのSさんの呼ぶ声が玄関から…

母の身体ゎまた自由を奪われていて身動き出来ません

その日ゎ不思議な事にハッキリとSさんの姿が見えたそうです

その家の玄関ゎ扉を開けると扉の向こう側にブロック塀があり、玄関の扉を開けるとブロック塀が扉で隠れて見えない玄関でした

そんな玄関なのにSさんゎブロック塀の向こう側に立っていて何故か開けていない玄関の扉が開いていて相変わらず動かない身体なのに布団の中から玄関のその光景がハッキリ見えたそうです

《やっぱりSさんだ、どうしよう》と思ってるうちに何とか動ける様になり、起きるとまた冷や汗で全身びっしょり…それが1週間位続き、

《連れて逝かれる…》そんな思いで恐怖に耐えていたけど、ちょっとノイローゼ気味になってたそうです

恐怖のあまり、食事も摂れず寝込む事が多くなり、朝方ゎ相変わらずSさんが訪ねて来る…そんな日々の中母の親友からがあり

『娘がどうしてもNさんに逢いたいと言ってるので来てくれないか!?』と言われホントゎ身体が弱っているので断りたいとこなのに無理して行く事にしたそうです

と言うのゎ、母の親友の娘さんゎ身体障害者で何故か母に凄くなついていたそうです

そんな娘さんが逢いたいと言ってるので無理してでも行ってあげたいと思い、身体を引きづる様に会いに行き話をしたり遊んであげたりして、とても嬉しそうな娘さんを見ていて来て良かったと思ったそうです

その日を境にSさんが訪ねて来なくなったそうです

ホッとしている中また親友からがあり娘さんが亡くなった事を知らされます

母ゎ今になってこう言ってます
『あれゎAちゃん(親友の娘さん)がSさんを連れて逝ってくれたんだと思うんだよね』と

不思議な事って本当にあると思ってます

連れて逝かれるのゎまっぴらゴメンですが…

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