おはなし2

□小僧が神様
1ページ/1ページ


小僧が神様

世の中には多種多様な神様がいるらしい。
君に言わせると、俺はバスケの神様に愛されていて、それがとてもうらやましいと。

気付いていないだけさ。
君だって、本当はたくさんの神様から愛されている。
例えば、もちろん俺ね。
このイケメン神様の君への愛は、 鎌倉の海より広く深いんだ。

バスケの神様もいいけれど、それだけじゃちょっとつまらなくなってきている自分がいる。
贅沢な奴だって、君は怒るかもしれないけど。

今は、何よりも君に愛されたいよ。
いつも俺の隣にいてくれる、小さな越野の神様に。


―おしまい―

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ