Get Dream

□第3話
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――朝――

「おはよ」
「……はよ」

「おはよう」

祐菜が途中で京也と出会い、一緒にリビングに向かうとそこにはもう刹火の姿があり、食事を机に並べていた。

「相変わらず早いな?」
「そんな事ないさ。あ、さっき隊員の人なら帰った。また、後で来るってさ」

「そっか。にしても、ちゃんとした朝食が並んでるなー」


机の上には、美味しそうな和食が並べられていた。

「そーいや、鏡介と夜陰がいないな……」

低血圧の鏡介は、誰よりも朝が弱くて起きて来ない。
祐菜も低血圧だが、睡眠が嫌いとか何とかで、何故かいつも時間通りに起きてくる。

夜陰は、低血圧とかではなくただ寝たろうなだけで、いつでも何時間でも寝ている。

「仕方ない。起こしてくるわ」

祐菜はそういうと、もう1度2階へと階段を上って行った。


「祐菜、大丈夫かな!?……鏡介ハンパないからな」
「隊長に何かしたら、上司だろうが……斬る」

祐菜のいなくなったリビングでは、こんな会話があった事は、この2人にしかわからないだろう。
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