スマブラ

□ケンカするほど仲がいい
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「リュカなんて知らない!!」









「僕だって・・・!!もう一緒に遊ばないもん!!」






























































「・・・で・・・、ケンカしたの?」




「うん。一生ネスとは喋らない!!」




乱闘相手のアイクを探すため、廊下を歩いていたマルス。
そして廊下を走ってくる影を発見。
アイクのもとへ急ぐため、挨拶するだけにしようとしたのだが・・・
泣きながら走ってくるもんだから。
あとで理由を説明して、今日の乱闘はあきらめようとしぶしぶ話を聞くのであった。
話を聞いていると、ことの発端はほんの小さなことだった。
本当に小さな意見のすれ違い。
よくあることだと思いながらも口にはださず、ただただ目の前で涙をうかべるリュカの話を聞くのであった。



「どうしようかな・・・」



なにを言ってあげればいいのかもわからないし、このまま放っておくわけにもいかない。
なにかいい案はないかとマルスは腕をくんで考えた。



「あ!」



「!?」



突然のマルスの発声に驚くリュカ。



「ど・・・どうしたの・・・?」



「リュカ、これから僕とアイクで乱闘しない?」



「えぇっ!?」




いきなりの誘いに戸惑う少年。
こんな話の最中になんてことを思いつくのだろうと思った。



「ね、いいでしょ?もともとアイクと乱闘する約束してたんだ」



「でも・・・」



ネスとのことがあってか、あまり気が乗らないリュカ。



「ストレス発散。乱闘でおもいっきりふっとばせば楽になるんじゃない?」




リュカの目線の高さまでしゃがみこみ、ニコッと笑った。
アイクは怖く見られがちだけど本当は優しいやつだ。
説明すればわかってくれるだろう。



「・・・・・・じゃあ・・・やる!!」



少しは戸惑っていたものの、マルスの説得によりそれまでうつむいていたリュカも顔をあげニコリと笑った。



「よし!決まりだね。チーム戦にする?二人でアイクをボッコボコにしちゃおうか?」



「僕はアイクとマルスのどっちもボッコボコにしたいなぁ」



「・・・リュカ?」






なんだか腹黒くなったリュカに恐怖を覚えながらも、マルスとリュカは乱闘をするためアイクを探しに廊下を歩き出すのだった。


























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