No Name.....

□第3話
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「名前ーなんか呼ばれてるよー」

「へ?誰にー?」

昨日の奇跡から一日
未だに思い出すとにやけてしまう
わーこれもう一ヶ月は頑張れる…!
って自分気持ち悪いって…

とりあえずにやける頬を引き締めて呼ばれた方に近づく
(誰なんだろ…?)

「あ、名無しさん」

「(え、)あああ飛鳥くん!?」

「ふっ俺の名字はそんなに“あ”無いけどな」

「ごめんなさい…(恥ずかしい!恥ずかしいよ自分!)」

「いや…それより昨日のお礼なんだけど…」

「え!?いやいやホントに大丈夫ですよ!お礼してもらうほどのことしてないですし!」

「いや、それだと俺の気が済まない。
俺に出来ることならするから」

律儀だね飛鳥くん…!
きっとホワイトデーとかもちゃんとしてるんだろう…
そんな噂聞いたことあるなー…
・・・・・話がズレた…

「えっ、と…(でもなにも思いつかない…)」

「…あ、もう授業始まる…
あー、じゃあまた放課後来るから決まったら教えてくれるか?」

「え、あ、はい…」

そういって飛鳥くんは自分のクラス(といっても隣だからすぐそこ)に入って行った





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