復活!/book1
□ああ、そーですか
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【ああ、そーですか】
「……ぁ、ん…」
「ハル、どうだ?」
指先から伝わってくる刺激に、体がびくびくと反応するハル。そんなハルを微笑みながら見つめる山本。
「はひぃ!…や…っ」
「あ。ここか」
「ぅ、あっ…山本さ、…ひゃあっ!」
「気持ちいいか?」
「は、はぃ…っいた、!」
「っ悪ぃ!大丈夫か?ハル」
「な、何か…変な気分、ですぅ…っ」
「……おい、てめえら」
冷蔵庫で冷やされた缶入りの炭酸ジュースを三本、自分の両腕に抱えながら部屋に入ってきた獄寺が声を発した瞬間、山本の指先の動きが止まった。それと同時に、ハルの体の力がだらりと抜ける。
「ははっハルってツボに弱いんだな」
「はひぃ…。山本さん、凄くお上手ですね!プロみたいでした!」
「小さい頃、よく親父にしてたからなー。つーかハル、プロは褒めすぎだって」
「そんな事無いですよー!ハルも小さい頃、お父さんにしてました。…あ!次は山本さんの番ですね!」
今まで立っていた山本がその場に座ると、山本とは反対に、今まで座っていたハルは立ち上がり、山本の後ろについた。そして、自分の両手を山本の両肩にのせる。
「痛い所があったら言って下さいね?」
「りょーかい!」
「……おい」
ガンッ!と獄寺がテーブルに叩きつけるかのように乱暴に缶ジュースを置くと、二人の視線は獄寺に向けられた。
「てめえらは何しにうちに来たんだ?」
缶ジュースの横には五教科の問題集や教科書、さらには作文用紙までもが置いてある。これらはまさに、誰が見ても夏休みの宿題と言える物にふさわしかった。
「獄寺に勉強教えてもらいに…だけど?」
「右に同じです」
「じゃあ、んな事やってねーでさっさと宿題しろ!」
end.
「…で、何で獄寺はそんなに怒ってんだ?」
「ハル達、ただ肩揉みしてただけなんですけど…」
「だーっ!うるせえ、ごちゃごちゃ言うな!」
あまりにも幼稚&ベタなお話でごめんなさい。
エロくは無いですが、嫌いな方の為に一応注意マーク示しておきました。
山本の口調が掴めない。
山ハルも大好き。
(2009,08,01)
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