灰男/book*

お仕置きはしっかりと
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【お仕置きはしっかりと】




「リナリー!ちょっと話したい事があるんさ−!」


つい先程、リナリーが馬鹿兎に呼ばれた。最初は兎が一方的に話していたのに、いつの間にかリナリーから進んで話をしていた。そして、2人の会話は止まる事無く、逆にどんどん盛り上がっていった。


「でな?アレンがさ−〜…」

「ふふっ何それ!〜…」


……ちょっと待て。
リナリー、何でそんなに楽しそうに話すんだよ。俺の目の前で。しかも兎はさりげなくリナリーにボディタッチをしてやがるし。――いい加減にしろよ、お前ら(特に兎。)


「リナリー」

「! …神田?」

「後でお前の部屋に行くからドア開けとけ」

「え、うん!待ってるね」

「……馬鹿兎」

「(ビクッ)な、何さ?」

「少し付き合え」

「ハ、ハイ…っ」


お仕置きはしっかりと

(まずはこいつから)
(ユ…ユウ、どこ行くんさ?)
(あ?修錬場に決まってんだろ)
(やべ、マジで殺されるかも…)


end,



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