ある時代ある場所の物語



天国も地獄さえもここよりマシまら喜んで行こう

人は皆平等などと、どこのペテン師のセリフだか知らないけれど・・・

叫びながら、ただ走る

神様がいるとしたら、なぜ僕らだけ愛してくれないのか

夕暮れを待って剣を盗んだ

重たい剣を引きずる姿は

風と呼ぶには悲しすぎる

怒りと憎しみの切っ先をはらい

血で濡らし辿り着いた少女はもう

こわれた魂で微笑んだ

最後の一振りを少女に・・・

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