苦華の森
□夢見る花嫁16(未完)
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「まあ、いいや、それより何が飲みたいわけ??」
??
「水をな、ちょっと喉渇いたから…って、えっ...??」
!!?
突然、差し出されたペットボトルに入った水
「水でいいんだろ??」
「あぁ…って、おい!いいのかよ??」
サイダーを買って、さっさと立ち去ろうとする男
「いいよ…別に、水なら安いし…」
「そうか、案外、イイ奴なんだな、おまえ…」
「お前じゃない…シン」
??突然振り向き、答える男
「名前・・・」
一拍置いて答えるカガリ
「わ、私はヴィアだ...」
・・・
「黙ってれば、ってかんじ?」
「一言多い!!」
追いかけて、一発お見舞いしようとしたカガリだが、上手くかわされるのが落ちだった。
それから、何故か二人は同じ方向に歩き、同じ建物の前まで来ていた。
アストレイ進学塾・・・
何ともベタな名前だと、カガリは思った。
・・・・
「何で、着いて来たんだよ」
???
「いや、だって私は...」
答えようとした、その時。
「おや?お二人共、お揃いで」
突然、二人に声を掛けてきた中年の男性
「ようこそ、アストレイ塾へ・・・」
「「???」」
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