苦華の森
□夢見る花嫁16(未完)
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太陽の日差しが眩しく、持っていたサングラスを掛ける
『オーブ』
私は今日から、「ヴィア・ヒビキ」として、ここで暮らすんだ.
にしても…暑いな…前まで髪が短かったからさほど気にしてはいなかったけど、これじゃあムシムシするυ
初日からこれでどうするんだろう私…
とにかく、水分補給だ…これってテレビで見た自動販売機ってやつだよな?てか何をどうしたら・・・カード入れられそうな所ないし…どうやって買うんだ?
不味い…
「あんた!・・・おいアンタ!!」
振り向くと学生服をきた背丈が同じくらいの、黒髪に印象的な紅蓮の瞳の男が立っていた…
「えっ…?!私??」
「そうだよ、そこの立ち往生しているオ・バ・さ・ん!」
ムカッ!!
何かがプチっといった瞬間、私の握っていた拳は迷うことなく彼の頭に落ちた…
「何すんだよ!いきなり!痛いだろっ」
「僕が物凄く失礼なこと言うからでしょ??」
顔を引きつらせ笑うカガリ
「僕…って…俺はガキじゃね〜!!」
つかみ合いでも始まりそうな勢いの問答
「ただ、あんたがいかにも馬鹿に見えたから…てかカードで買える訳ないだろ??ちゃんと見ろよ!小銭かお札だ!!」
「??あぁ…って、そうなのか??」
納得したと思ったら、逆に聞いてくるカガリに頭を抱える男
ダメだ・・・てか、何でこんな所に、カードしか持っていない場違いなやつがいるんだよ。
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